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【ビジネス書 感想】今すぐ使える心理学でWEBマーケティングを攻略せよ! 顧客心理を掴む心理学

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【ビジネス書 感想】今すぐ使える心理学でWEBマーケティングを攻略せよ! 顧客心理を掴む心理学

こんにちは、サクです。

今回は、

今すぐ使える心理学でWEBマーケティングを攻略せよ! 顧客心理を掴む心理学
(中尾 友一 著) 

を読んだ感想について述べていきます。

皆さんはECサイトを見ていて、買うつもりがなかったけどついつい買っちゃった、なんて経験はありませんか?

マーケティングは心理学を活用した施策が散りばめられています。
自分でも知らず知らずのうちに、その効果に誘導されて行動を起こしているんですね。

本書では心理学の41事例が紹介されています。
心理学というと、自分の生活には関係がないように思えますが、実はあらゆる場面で心理学やそれを応用したマーケティングが打たれています。

本書は、心理学を応用した各事例が簡単に説明されています。
マーケティング(特にWEBマーケティング)で今すぐ使える事例が紹介されているので、実際のビジネスに組み込んでいける内容となっています。

これから心理学を活用しマーケティングに活かすためにも、また逆に騙されないためにも(笑)、一度心理学を学んでみてはいかがでしょうか。

心理学とマーケティングの関係性について

普段の生活では気づきづらいですが、心理学を応用した打ち手はあらゆるところで活用されています。

それは、人の行動が心理面の影響を受けやすいからです。

人がどのような時にどのような感情になるか、その結果どのような行動をとりやすいか

時にはイラストやカラーにこだわった広告であったり、コピーライティングとよばれる文章テクニックであったり、動画や音声で顧客心理にアプローチすることあります。

それらは全て、「受けてがどのような心理状態になるか」が計算され尽くされているのです。

以下、いくつかの事例を紹介します。

返報性の原理

返報性の原理とは、

人は他人から何か施しを受けた時に、「何かお返しをしないと申し訳ない」という心理が働くこと

最近ではコロナ禍で少なくなりましたが、スーパーでの試食販売はこの原理を活用しています。

商品の味を試して欲しいという思惑もありますが、この返報性の原理を利用して、

「タダで食べたから買わないといけない」

という気持ちにさせて売上を伸ばすマーケティング手法です。

実際、私自身も試食すると「買わないと悪いなぁ」と思って、つい購入してしまってました(笑)

WEBマーケティングの場合、メールマガジンへの登録に対して

「○○を無料特典としてプレゼント」

のように登録者にプレゼントを与えることで、その後の商品販売時に購買へのハードルを下げる効果が期待できます。

ザイオンス効果(ザイアンス効果、単純接触効果)

人は同じ人や物事に繰り返し接触することで、親近感が増したり好印象を持ったりしていく心理現象

ザイオンス効果は様々な場面で活用されています。

テレビCMでの活用例

テレビCMを短期間に何度も集中させることで、ユーザーへの認知を高めると共に親近感を一気に高めるのが狙いにあります。

短期間で集中してCMを見せることで、その後しばらく同じCMを見なくても好印象が持続しやすくなります。
新商品等の初速が求められる場合は、長期間CMを流すよりも短期間で集中的にCMを流す方が良い結果が期待できます。

最近では、ネット広告と合わせて集中的に広告をしている「ビズリーチ」がこの効果を活用していると感じました。

WEBマーケティングでの活用

アプリのプッシュ通知

アプリを開く回数(アプリとの接触頻度)を増やすことで、そのアプリへの好感度を高めることができます。

無料キャンペーンやクーポン、新着情報などユーザーにメリットある情報をプッシュ通知で流すことで、アプリへの使用頻度を高めて使用期間の長期化等がねらえます。

メールマガジン

新規顧客を購買に誘導したり既存客の好感度を上げたり、既存客へ別商品を販売したりと、多岐に渡って活用できます。

ステップメールの利用も効果的です。

リマーケティング広告

一度自社ページを訪れたユーザーに対して、繰り返し広告配信をすることをリマーケティング広告といいます。

興味があったそのページを訪れているのですから、興味がある内容に繰り返し接触することで、好感度や好奇心が初回よりも増して、その後の購買は登録につながりやすくなります。

気分一致効果

情報の受け手はその時の気分によって、同じ情報でも受け取る印象が変わる心理現象

「衝動買い」がその一例です。
気分が良いことでポジティブな情報に目が行きやすくなり、「2点買いで20%OFF」や「本日入荷!早い者勝ち」等のPOPを目にした時に、通常よりも購買のハードルが下がるのはこの心理状態です。

通販番組のプレゼンターもテンションが高いのは、この心理状態を狙っています。
ジャパネットたかたの高田社長はその典型例ですね。

自社の商品やサービスを販売する前に、情報を発信する時には受けての気分が上がるような情報を常に組み込むようにする施策もありですね。

まとめ

このように、心理学を活用したマーケティングが活用されています。
今回紹介した事例だけでも、心理学とマーケティング(特にWEBマーケティング)が密接な関係にあることがご理解いただけたのではないでしょうか。

最近は電車の広告などを見て、どんな心理学の効果を活用しているかという視点で見てしまいます。

ぜひ皆さまも本書で心理学の基本を確認し、自分のビジネスに活用されてみてはいかがでしょうか。

以上、サクでした。

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