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BNPL (Buy Now, Pay Later) 後払いサービスについて

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BNPL (Buy Now, Pay Later) 後払いサービスについて

こんにちは、サクです。

欧米でBNPL (Buy Now, Pay Later) といわれる後払いサービスが成長していることはご存じでしょうか。

今回はBNPLとはどんなサービスなのか確認していきましょう。

BNPLとは

さて、BNPLとはいったいどんなサービスなのでしょうか。

BNPLとは「Buy Now, Pay Later」の頭文字を取った略語です。

現在欧米先進国で急速に伸びている決済サービスで、主にオンラインショッピングで活用されています。

その場で買って、支払いは後からという仕組みなのですが、「クレジットカードでない後払いの手段」のことで、4回程度の分割払いのオプションが指定できることが特徴です。

[chat face="2637214.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]クレジットカードと何が違うの?[/chat]

クレジットカードと何が違うのかよく分かりませんよね(^^;)

仕組みは以下となります。

出典:日本総研 拡大するBuy Now, Pay Late(BNPL) 市場動向と今後の展望

海外ではクレジットカードの与信設定が厳しく、与信枠を使いきってしまいがちのようです。消費性向が高いからでしょうか。

また日本では「一括払い」がメインで手数料を意識することは少ないですが、海外では「リボ払い」がメインなので手数料を少ないくしたいという意識が働きます。

BNPLでは、与信枠はクレジットカードとは別に設定されており、手数料も店舗が負担。
また支払い能力もあわせて分割払いオプションを選択できるメリットがあります。

また手続きも簡単。
日本でサービスを展開しているペイディのホームページでは以下のように紹介しています。

メアドと携帯番号だけでOK 
メアドと携帯番号を入力して、SMSで届く4桁の認証コードを入力するだけで買い物可能。

支払いはまとめて翌月 
毎月の利用分は翌月10日までにコンビニ等でOK。コンビニ支払いならレジでアプリを見せるだけ。分割払いのオプションもあり。

確かに簡単そうですね。

[chat face="2637214.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]日本でも流行るのかな?[/chat]

買い物がオンラインショッピングで行うことが主流となる中で、クレジットカードの情報を入力するのが面倒と思うことも多いので、支払いの選択肢として日本でも定着するかもしれません。

既にアマゾンはペイディでの支払いは可能になっていますし、ZOZOTOWNツケ払いや楽天後払い決済などBNPLサービスが搭載されています。

BNPLに関する企業動向

ここ最近BNPLに関する目立ったニュースが増えてきました。

・モバイル決済大手米スクエアが、豪BNPLのアフターペイを290億ドルで買収

・アマゾンがアファームのBNPLを実装

・米ペイパルが日本のペイディを3000億円で買収

大手企業が参入してきているので、今後BNPLに関する動向や株価にも注視が必要ですね。

BNPLの市場の今後について

日本と欧米諸国では事情が異なるので、すぐに定着するかは分かりませんが、世界的には大きく伸びていく市場と考えられます。

特に新型コロナウィルス禍においてはオンラインショッピングが定着し、拡大している中では今後成長が期待できる市場です。

EC市場におけるBNPLの利用率が2020年から2024年にかけて、北米では1.6%から4.5%に、欧州では7.4%から13.6%にまで拡大すると試算されています。

出典:IBISWorld オーストラリア クレジットカード発行枚数とBNPL売上推移

しかし利便性の高さから利用者が増えていく一方で、支払い能力を超えた消費が簡単になり、過大な債務負担も増加する可能性があります。

家計部門に大きなリスクが潜む可能性があるため、今後のBNPL市場全体の動きには注意が必要と思われます。

どちらにしろお金の使い方は計画的にしていきましょう。

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