こんにちは、サクです。
先週の株式相場を振り返ります。
7月8日(木)は米国でも、新型コロナウイルスでより感染力の強いインド由来のデルタ株が主流となっていることが報じられ感染者数が増加していることが嫌気され、また年後半の景気懸念などにより大きく下落。
しかし7月9日(金)は大幅反発。終わってみれば一週間を通して過去最高値を更新。
金利も1.3%台の低下しています。
一方日本株は方向感のない冴えない展開でした。
騰落率
- TOPOX:▲2.2%
- S&P500:+0.4%
- ナスダック:+0.4%
- 米国債10年:1.361%
先週に引き続き長期金利の落ち着いており、グロース株には追い風ですね。
日本株はワクチン接種がある程度行われるまでは難しいかもしれませんね。東京の緊急事態宣言の再発で景気回復が遅れるでしょうから。
あと選挙が10月になるなら、その結果待ちでしょうか。
仕込み場かもしれませんが、著名ヘッジファンドが日本株運用の停止に追い込まれており、海外マネーが離れていっている状態ですので、あまり期待ができないかもしれませんね。
長期で資産運用をしようと思っていますが、できるだけ早くFIREしたいというのが本音。
効率の良い市場に資産を振り分けることも検討が必要です。
ところで皆様はFIREというワードはご存じでしょうか。
FIRE(ファイア)ムーブメント
FIRE(ファイア)ムーブメントとは
FIREムーブメントとは、Financial Independence, Retire Early の頭文字をとったもので、経済的自立と早期退職を目標とするライフスタイルを啓蒙する動きのことです。
要は資産を貯めて、その不労所得で生活費を賄い、早期に仕事をリタイアして自由を手にしいれよう、といった考え方です。
若いうちから貯蓄率を高め、そのお金をタネ銭にして投資で増やし、合わせて倹約な暮らしで出費を減らし、日常の生活をお金がかからないようにすることができれば、早期の経済的自由が手に入るということです。
早期リタイアにはいくら必要か
仮に毎月30万円で生活した場合、年間で360万円必要となります。
これをFIRE実践者の間で定番となっているのが「年間支出額の25年分」です。これをもとに考えると
360万円 × 25年 =9,000万円
9,000万円が必要となります。
9,000万円! 仮に5万円削減して毎月25万円でも7,500万円必要となります。
[chat face="2614901.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]そんなお金用意できないよ~[/chat]ですよね。
サイドFIRE
そこで完全に仕事を早期リタイアするのではなく、生活費の半分くらいは働いて稼ぐという「サイドFIRE」という考え方がでてきています。
現状の仕事をフルタイムで続けるのではなく、好きな仕事を週2~3日行いながら生活費を補填するやり方です。
これなら用意した資産は半分で済みますし、保有している資産の運用状況による取り崩しのタイミングを変えることができます。
[chat face="2637214.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]でも毎年資産を取り崩してたら、資産が無くならない?[/chat]4%ルール
ここで4%ルールという理論を紹介します。
4%ルールというのは、投資資産額の4%を毎年取り崩しても資産は目減りしないというTrinity Studyという確立された理論です。
引用:「Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable」
表は1926年から1995年で株式と債券に投資した割合に対して、取り崩した割合を比較した表となります(インフレ調整済み)。
例えば株式に75%、債券に25%の割合で投資した場合、35年後もお金は98%の確率で底をつかないという計算になります。
※Trinity Studyでは、30年後に資産が元々の金額よりも増えている可能性があると報告されています。
これはあくまで運用成績が平均で6%のリターンがあり、インフレ率が2%という設定で、4%引き出し可能という条件となりますので、場合によっては大きく値下がりするような年もありますので、そん時は取り崩しを少なくするなどの調整が必要となります。
下記の動画を参考にしてみてください。
まとめ
早期リタイアを目指すならば、少しでも早いうちから資産運用を始めるのがベターです。また早めに資格取得や副業などを始めて、稼ぐ力をつける必要があります。
どのようなライフスタイルをしていきたいかで必要な資産は変わります。
完全リタイアか、少しでも社会とつながり持って仕事を続けていくか。
私はやはり自分の好きな仕事を適度に行いながら、好みの生活を送れるようになりたいですね。そのためにも早く診断士の仕事を学んでいければと思っています。