中小企業診断士試験 実務補修

中小企業診断士 実務補修の流れについて解説

  1. HOME >
  2. 中小企業診断士試験 >
  3. 実務補修 >

中小企業診断士 実務補修の流れについて解説

こんにちは、サクです。

これから実務補修を初めて申し込みをされて、どのようなことをするのか不安になるかと思います。

どんなことするのかな?
他の人に迷惑かけたらどうしよう。
ついていけるか心配・・・・。

私も時間を見つけては、ネットで検索していましたね。

今回は初めて実務補修に参加される方向けに、具体的な活動内容についてお伝えします。

この記事を読めば、実務補修のざっとした流れが分かるようになりなります。
気持ちにも余裕が生まれますよ。

実務補修とは

実務補修とは、中小企業診断士協会のホームページに以下のように記載されています。

中小企業診断士実務補習は、中小企業診断士試験合格者を対象に、15日間の実習方式で実施します。
この実務補習は、1グループを受講者6名以内で編成し、指導員の指導のもと、実際に企業に対して経営診断・助言を行います。3企業に対して、現場診断・調査、資料分析、診断報告書の作成、報告会を行います。
当協会は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づく経済産業大臣の登録実務補習機関として、中小企業診断士実務補習を実施しています。

今回は5日間コースのざっくりとした活動内容をお伝えします。

事前準備

実務補修が始まる一週間ぐらい前に、指導員の先生から診断先企業の内容が送られてきます。

事前のその企業の内容や業界動向を下調べをしたり、ヒアリングでの質問などを考えておく必要があります。

事前準備は超重要。実際に始まる前からすでに実務補修はスタートしているのです。

1日目

通常なら協会の会館に集まりオリエンテーションが行われるのですが、コロナ禍ですと大人数で集まる分けにもいかないので、指導員の先生の指示により集合場所に集まります。

この1年でリモートワークが進んだおかけで、事前にズームなどで先に顔合わせをする班もありますが、事前にどんな方と同じ班なのかドキドキしますね。

事前に指導員とのメールのやり取りなどで、班長、担当部門は事前に決めるケースが多いようです。

事前打ち合わせ

顔合わせ、挨拶を行ったあと、指導員より簡単にオリエンテーションが行われます。
ここで指導員の進め方がなんとなくイメージができてきます。
(担当の指導員の個性により進め方がかなり違います。)

この時に簡単に診断先の状況や社長のお人柄などの説明もあります。また診断先の要望事項が伝えれれます。要望事項にそった報告書が必要になってきますので、ヒアリング内容や方法の擦り合わせを行います。

商圏確認

今回の診断先が小売業やサービス業の場合、ヒアリング前に近隣の商圏確認を行います。お店の雰囲気や競合状況などを見て回ります。必要に応じて写真を撮影しておきます。報告書に掲載するためです。また情報収集のためにスタッフの方へインタビューも行う場合があります。

社長のご都合により、ヒアリングする時間が午前なのか午後なのかにより、行動もずいぶん変わってきます。

経営者ヒアリング

一番重要な経営者ヒアリングです。実際の社長からお話を聞けるのはこの時だけです。別途メールで追加質問を行うこともありますが、このタイミングで聞き取る必要があります。

当然ですが、話好きな方、寡黙な方など社長にも色々な方がいます。話が弾んだり、盛り上がらなかったり、聞いた内容に対し斜め上の回答があったりと、想定通りに進まないのことが多いです。またヒアリングしている中で浮かんでくる質問もありますので、臨機応変に進めていく必要があります。

限られた時間で自分の持ち時間はそう多くはありません。ここで聞き漏らすと報告書作成に影響してきますので、しっかりと準備をして臨みましょう。

ヒアリング終了後、各々の所感をまとめて1日目は終了
(時間があればSWOT分析に入ります)

財務の担当の方は財務関連の資料を受け取るので、McSSに入力して財務資料を作成されることが多いです。

2日目

ここからは指導員の考え方により、作業の進め方は大きく変わってきます。
作業終了時間も様々です・・・・。

SWOT分析

ここでヒアリングを行った内容から、SWOT分析を行います。模造紙にポストイットに各自が貼っていきます。そこからグルーピングを行いSWOTをまとめ上げます。

課題関連図(特性要因図)

そこにあがった項目から自分の担当分野に振り分けて、課題関連図としての項目に落とし込み、ざっくりとした骨組みを作っていきます。

その後各自の内容を確認し、方向性が合っているか、抜けもれがないかをチェックします。

個人作業開始

方向性に問題がないようなら各自個人作業をスタートさせます(報告書はWord)。

ただしその前に文章での言葉の使い方(貴社か御社か、商品か製品等)、図表番号、年号の使い方など取り決めをしておく必要があります。あとで修正作業は必ず発生しますが、少しでも合わせておく方が断然楽ですからね。

また共通のテンプレートを入手しておくと便利です。あとで各自の報告書をマージするときに様式がことなると苦労することになります。

この後自主学習期間となりますが、資料の進捗状況や保存して各自チェックする必要があるため、コミュニケーションツールやドロップボックスなどのストレージも決めておきましょう。

自主学習期間

約一週間個人での報告書作成を行います。
1部門約10ページ程度の分量となります。
(経営戦略の担当はページ数は若干少なめも、総括提言・提言チャートも作成)

ネットで色々と調べたりしながら作業を進め行きます。

ここで商圏調査を簡単にできる便利なサイトを紹介します。

 政府統計の総合窓口 e-Stat

https://www.e-stat.go.jp/

使い方は以下ユーチューブを参考にしてください。

https://www.youtube.com/watch?v=65biM9qAGc0

とにかく3日目を迎えるときには、一旦自分の部門は完成させてないといけません。
働きながらの作業は大変ですが、ぜひやり切ってください。

分からなかったり、疑問に思うことがあれば、一人で抱え込まずにメンバーに相談しましょう。

3-4日目

報告書内容確認

各自作成した報告書の説明を行います。ここで内容の齟齬や方向性のずれを確認します。色々指摘事項がでてくるので修正作業にはいります。

また報告書では診断先の業界毎に必須キーワードが決められていますので、もれがないかもチェックします(ex製造業なら原価計算、工程管理)

修正作業終了後、仮マージして言葉の使い方の確認や段落の使い方などをチェックしていきます。

他必要資料作成

重要提言要約総括表に記載する各部門の項目や優先度を決めていきます。

継続して表紙や共通フォーマットの報告書を作成していきます。

最終マージ

最終マージを行います。合わせて目次も作成し、最終チェックに入ります。

表紙の必須項目のチェック、表紙にページ数は入っていないか等々
重要提言要約総括表はエクセルなので、印刷するとちゃんと枠内に文章がはいっていない場合もあります。

印刷作業

最終チェックして問題なければ印刷に入ります。キンコースで綺麗に印刷してもらうこともありますが、私の班はコンビニで印刷をしました。費用は支給金額よりは必ず足が出ますので覚悟しておきましょう。

発表練習

最後に発表練習を通しで行います。

苦労して作った内容なので色々語りたくなりますが、持ち時間一人15分程度です。すべて話そうとすると時間をオーバーしてしまいますので、どこを強調するかなどはここで確認してください。

5日目

報告会

診断先への報告会です。

まずは班長から挨拶と報告会の進め方を紹介いただき、その後各部門の担当から説明をしていきます。約1時間30分ぐらいです。

その後社長との質疑応答です。
ここでも熱心に質問してくださる方もいらっしゃれば、あまり反応を示されない方もいらっしゃいます。

自信を持って提案した内容も、実はすでに試したことがあったり、その業界の法律でNGだったりと、提案が刺さらないことの方が多いです。
その中で一つでも参考になる内容があったら、メンバーとして大変うれしい思いになりますね。

その他

報告会後、指導員より総評をいただきます。
良い点、改善点など今後の診断士活動に役立てていきたいですね。

そのあとは協会に診断報告書の提出、修了証書の交付となります。

また最後に班での打ち上げが行われたりします。

まとめ

短い期間での作業となりますので、上手くやろうとするより一生懸命やる意識が必要だと思います。
また同じ班には色々なバックグランドを持ったメンバーがおり、普段接する方とは違う考えやスキルを持っているので非常に刺激になります。
自分を高める良い機会です。ハードな2週間ですが、ぜひ楽しみながら取り組んでください。

-中小企業診断士試験, 実務補修
-