中小企業診断士試験 実務補修

中小企業診断士 実務補修 事前準備

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中小企業診断士 実務補修 事前準備

こんにちは、サクです。

7月の実務補修が初めての受講される方々に、実務補修テキストが届き始めているようです。

今日は初めて実務補修に参加される方向けに、事前準備についてお伝えしようと思います。

実務補修とは

実務補修とは、中小企業診断士協会のホームページに以下のように記載されています。

中小企業診断士実務補習は、中小企業診断士試験合格者を対象に、15日間の実習方式で実施します。
この実務補習は、1グループを受講者6名以内で編成し、指導員の指導のもと、実際に企業に対して経営診断・助言を行います。3企業に対して、現場診断・調査、資料分析、診断報告書の作成、報告会を行います。
当協会は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づく経済産業大臣の登録実務補習機関として、中小企業診断士実務補習を実施しています。

そして5日間コースと15日間コースがあるわけですが、私は5日間コースを3回受けました。

5日間コースといっても、事前準備や個人作業などを含めると15日間ぐらいは必要になりますので、かなりハードです。ほとんどの方は本業があるかと思いますので、その合間をぬって作業をすることになりますから、夜中までかかることもしばしば。体調管理だけはしっかり行いましょう。

全体の流れについては、以下を参考にしてください。

https://sakutetsu.com/supplementary_lessons/

用意するもの、やっておいた方がよいこと

PC

当たり前ですが、PCが無いと始まりません。私の場合は個人のPCは少し大きめのラップトップ型(ずいぶん古い)しか持っておらず、かといって会社のPCを使うのもはばかれたので、新しく買い替えました。この出費はこれからの診断士活動に必要と割り切りました。

WindowsかMacかの選択ですがやはりWindowsが無難です。よく聞く話ですが各担当者が作成した報告書をマージするときにMacで作成した部分がうまくマージされないらしいです。とはいえ同じ班になったメンバーにMacに方がいて、OSにWindowsを入れていたのでマージ自体は問題なかったのですが、ショートカットの異なるため少し体裁を整えるのに手間がかかっていたようです。

新たに買われる方はWindowsをお勧めします。

Wordの使い方の復習

報告書はWordで作成します。余裕があればパワーポイントで作成する班もあると思いますが、ほとんどの場合はギリギリまで報告書の推敲に時間を取られます。皆さんは会社でWordを使用することは多いですか。結構我流で使っていることが多いのではないでしょうか。同じ班のメンバーにWordに慣れている方がいれば良いですが、そうとは限りませんし
自分の作った報告書がずれていて余計な修正作業を増やさないように、サクッとでよいので一度使い方を復習しておきましょう。

  • 段落番号の使い方
  • ナビゲーションウィンドウ
  • 目次の作り方
  • マージの方法など

体調管理

暑かったり、冷房の効きすぎで寒かったりと体調を壊しやすい時期ですが、体調管理は万全を期してください。一人欠けると他のメンバーに多大な負荷が増えてしまいます。

他のチームでしたがコロナ感染の恐れがあり、一時騒然としました。

事前作業

実務補修テキストの読み込み

初めての参加される方は、実務補修テキストはしっかり読んでおきましょう。
心構え、診断報告書の作成など記載されています。

診断報告書の作成要領、構成などは作成しながら逐次読み返すことになりますが、今のうちからイメージをしておけるので読んでおいた方がよいでしょう。

  • 診断報告書 90ページ以内(1担当あたり10ページ程度)
  • 年は和暦
  • 目次にはページ数は入れない ← これ重要 修正させられます。

診断先企業の事前調査

実務補修の1週間前ぐらいに、指導員の先生から実際の診断先企業の具体的な概要が送られてきます。

私の場合は3回受講して3社ともホームページがありましたので、まずはホームページを見てどのような会社か確認しました。そこで会社概要や製品・サービス等の情報を書き出します。またその会社の業界がどうなっているかを確認しました。

ホームページがない場合も同業他社で同規模の会社で類推するとよいでしょう。

ヒアリング内容作成

1日目に診断先企業に訪問して現場を見させていただき、社長にヒアリングをさせてもらいます。社長もお忙しので、時間として1~2時間程度ぐらいしかいただけません。その場でヒアリング内容を考える余裕はありませんので、事前にヒアリングする内容を考えておく必要があります。
基本社長にヒアリングした内容からその会社の向かいたい方向性を決めていくことになりますので超重要です。

指導員の先生にもよりますが、事前に担当の割り振りをされるケースが多いです。その場合でも自分の担当分野だけではなく、他の担当部分に関してもヒアリング事項を考えておいたほうがよいでしょう。各々の担当分野が独立しているわけではなく有機的につながっているのでその会社全体を考えることもできるので有効です。

ヒアリングしていると想定している流れになることはなく、話があっちこっちにいったりすることや、質問した内容とはずれた回答だったりとすることはざらにあります。饒舌な社長や、逆に寡黙な社長など様々ですので、様々なケースを想定しておいてもよいかもしれません。

業務の調整

1日目に会社訪問、社長ヒアリング、2日目にSWOT分析、方向性決めなどを行い、その後の平日が自宅での作業となり、自分の担当分野の報告書を作成することになります。1分野おおよそ10ページの分量となります。統計資料は競合の情報収集などやることは多いです。

本業が終わった後の夜が基本的に作業をする時間となると思いますので、可能な限りでその週の業務量を少なくできるように事前に調整することをお勧めします。前倒しでできることは前の週に行ったほうが吉です。

打合せ3日目に少なくとも担当分野の報告書が仕上がっていないとアウトです。

まとめ

事前準備する内容をまとめると以下となります

  • PCの準備
  • Wordの使い方の復習
  • 体調管理
  • 実務補修テキストの読み込み
  • 診断先企業の事前調査
  • ヒアリング内容作成
  • 業務の調整

短期間の中でやることが多いので大変かと思います。実際にやっているときはかなりきつく感じました。しかし終わった後の達成感もひと際です。そのためにもまず事前準備はしっかりと行うと余裕もでき、より良い実務補修になると思います。

https://sakutetsu.com/supplementary_lessons/

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