こんにちは、サクです。
中小企業診断士 2次試験の勉強は進まれていますでしょうか。
1次試験の合格後、2か月ちょっとで本試験となります。
初受験の方は短時間で準備をしなければならないため、大変かと思います。
今回は2次試験 事例I(組織・人事)で、意識しておいた方が良いポイントを書き連ねていきます。
私が受験生時代にファイナル・ペーパー的にメモっていた内容です。
本やネットで参考した内容をメモしていました。
電車での移動の時などのすき間時間や、本番の休み時間などに最後に見直しをするために作成していました。
本番では参考書を開いている時間があまりありません。
皆様も自分の中で引っかかるところなどをメモして、いつでも見れるようにしておくことをお勧めします。
試験概要
2次試験の筆記試験の概要は以下となります。
試験科目:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I~Ⅳ 各80分
試験形式:各事例3ページ程度の事例内容に対し、各設問15~200文字程度の記述式で解答
使用テキスト
ちなみに私が使用したテキストは以下となります。
・2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ(同友館)
・2次試験合格者の頭の中にあった全知識(同友館)
・ふぞろいな合格答案(同友館)
・ふぞろいな合格分析(同友館)
・第2次試験過去問題集(TAC出版)
事例Ⅰ 意識しておいた方が良いポイント
以下私が事例Ⅰで意識しておいたほうが良いと思ったポイントです。
■事例Ⅰは組織・人事を書く意識を忘れずに。
最初の科目のため舞い上がってしまい、忘れがちになり、ついマーケティングの内容になりがちです。
■事例Ⅰは強みの維持、強化がテーマ。与件通読の際にチェックすると有効。その際に強みは外部資源を活かしたものか、内部資源を活かしたものかを意識する。
弱みはどう克服するかも合わせて考える。
■与件文に根拠を探しても無い場合が多い。
■検討するレイヤーは、経営戦略、組織構造、人的資源管理
■茶化(採用、配置、報酬、育成、評価)のポイントを考える。
■人事施策については、「能力向上」と「モラール向上」の切り口で。
■助言する問題は効果まで書く。
■あくまで1次試験の知識をもとに多面的に解答を組み立てて妥当な助言を行う。
■与件文に書かれているのは、「事例企業の取り巻く状況」と「社長の想い」
徹底的に与件文に寄り添う必要がある。
■1次試験の知識を使って与件文を読み解き、会社の方向性を汲み取り、そして丁寧に「効果」まで説明する。
■「組織は戦略に従う」という基本を思い返し、事例企業の戦略ストーリーに組織・人事の施策を当てはめていく。
■全体戦略と組織戦略の整合性を意識する。
■能力・モラール向上策は、誰を対象にした施策か明確にして提案する。
■意思決定の迅速化、組織活性化を意識する。
■学習する組織に関して
過去の組織文化や戦略の枠にとらわれず、市場の変化に柔軟に対応し、自己改革できる組織
実現のために
・組織と個人のビジョンを共有し、
・従業員一人ひとりが自己を高めていく意識を持ち、
・組織文化による固定概念を捨てる必要がある。
■組織文化の変革
・経営トップの認識
・経営トップのリーダーシップ
・経営ミドル層の意識改革
・評価と報酬
・抵抗勢力への対処
・目的とPDCAサイクル
回答の型
1.外部・内部環境分析
・強み(要因、特徴、理由など)を聞かれたら、A社が何をした、だけ書くのではなく、
(つまり)○○○をする△△△力、と記述する。
xx(脅威)で競争激化する一方で、□□(機会)で需要が拡大し、
A社は○○○をする△△△力で事業を拡大した。
2.新規事業のよくパターン(組織構造を問われる場合)
- ○○○の専門部署を設置して
- (事業運営における)権限を委譲して
- (ニーズ収集+商品開発に活かすための)他部門とのコミュニケーションを強化する。
3.新規事業のよくあるパターン(人的資源管理を問われる場合)
- ○○強化(新事業に関わること)に向けた研修制度
- △△による士気向上を図る。
まとめ
逐一ノートを作るのはお勧めしませんが、忘れてはいけないポイントやキーワードをファイナルペーパーとしてメモしておくことは有用です。
実際の試験会場で雰囲気にのまれて、思考が停止しがちですから(^^;)
何を考える必要があるかを思い出させてくれます。
また受験生の男性比率の高い本試験、トイレ渋滞がとんでもないことになります。
そんな行列の中でも読み返せるツールを作っておくのも手だと思います。
参考にしていただければ幸いです。