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中小企業診断士 2次試験対策 事例Ⅰ~Ⅲ 

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中小企業診断士 2次試験対策 事例Ⅰ~Ⅲ 

こんにちは、サクです。

今日は中小企業診断士2次試験 事例I(組織・人事)、事例Ⅱ(マーケティング・流通)、事例Ⅲ(生産・技術)の対策について考えます。

中小企業診断士の2次試験の筆記試験は、採点基準がオープンにされいないので、合格答案のレベルが曖昧で、本当に掴みどころがない試験ですよね。試験予備校の模範解答でも各社様々ですし・・・。

勉強を続けていても、実力がついているのか良くわからなくなりました。

事例Ⅰ~Ⅲでは、基本的に点差が出にくいため、点差が開くのは事例Ⅳなので、事例Ⅳをしっかり押さえる必要があると言われています。

しかし実際には事例Ⅰ~Ⅲでも大きく差が開きますので、しっかりとした勉強法や対策が必要となります。

試験概要

2次試験の筆記試験の概要は以下となります。

試験科目:中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I~Ⅳ 各80分

試験形式:各事例3ページ程度の事例内容に対し、各設問15~200文字程度の記述式で解答

本番での80分なんて、あっ!という間です。

使用テキスト

私が使用したテキストは以下となります。

・2次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ(同友館)

・2次試験合格者の頭の中にあった全知識(同友館)

・ふぞろいな合格答案(同友館)

・ふぞろいな合格分析(同友館)

・第2次試験過去問題集(TAC出版)

同友館にはずいぶん助けられました(感謝)。

ぶっちゃけ、過去問題集は事例Ⅳ対策でしか活用しませんでした。綺麗な答案すぎて、本番での短い時間でこのレベルを答案は書けないとでしょうから。

その点、「ふぞろい」は再現答案で構成されているので、自分でも書けるレベルと考え、こちらをメインで勉強を行いました。

基礎固め

完全に独学だったため、2次試験はどんなものなのかもよくわかっていませんでした。

そんなわけで、なにはともあれ2次試験がどんな試験かを知るうえで、「全知識&全ノウハウ」をざっと目を通しました。まずは俯瞰的に全体像をつかみます。

そして事例別対策として「全知識」を繰り返し読みこみました。

この本は各事例毎に

・事例の概要

・代表的SWOT項目

・最重要の切り口

・項目別パッケージ

という構成になっており頭に入りやすかったです。

ということで、まず「全知識」を繰り返し繰り返し読み込み、2次試験に必要な知識を定着させ、基礎固めをしていきました。今見てもテキストが一番ボロボロになっています。
平日は中々長時間机に向かっている時間が取れなかったので、電車の中でひたすら読んでいました。

応用力強化

基礎固めが終わったら、あとは「ふぞろい」を活用して手を動かしながら答案を書いて、合格答案と見比べて、なにが悪いのかを自分なりに考えていきます。

写経も数年分行いましたが、あまり何も考えずに行うとただ書き写しているだけで、勉強した気になってしまいます。なぜこのような解答になるのかを意識しながら行いましょう。

また過去問をかなりの年数を遡って行うかについては、人により考え方がありますが、5年程度で十分と思います。

1次試験と違って2次試験は合格基準が不明確です。
やみくもに過去問を解くより、「ふぞろい」の合格答案を読んで、どう構成すれば近づけるかを考えていき、合格答案の型のようなものを身に付けることが重要と思います。

意識すべきこと

意識する必要があるのは、以下の点です。

日本語を正しく書く

本番環境で緊張している中で、焦りも出てきます。そん中で答案を書いていいると、主語がなかったり、目的語が多様されるなど日本語が壊れてしまいがちになります。まずはしっかりとした日本語を書いて、採点者がわかる文章を書く意識をしましょう。

与件文から離れず、正確に与件文を引用する

結局のところ、採点基準は存在すると思います。複数の方が採点されているのですから、結局は「キーワード」方式を取らざるを得ないと考えられます。そう考えると点に入るキーワードは、1次試験の受験範囲に入っている用語及び、与件文で示された言葉であると思われます。
与件文の事実や情報は、しっかり答案に織り込んでいきましょう。

多面的な解答を心がける

一つの方向に絞って考えるのではなく、多面的な方向から幅広く考え解答していきましょう。そうすることによって出題者の意図から大きく外れることを避けることができます。

ただし各問題に対して、提案の方向性がバラバラだと一貫性が無くなります。
矛盾の無い、一貫性のある解答を心がけましょう。

まとめ

  • 全知識で基礎固め
  • 「ふぞろい」で解答の型を見つける
  • 与件文を使って、多面的な視点で、正しい日本語で書く
  • 事例Ⅳの基礎固めもしっかり行う(優先順位高)

1次試験は勉強を積み重ねれば、いつかは合格できると思いますが、2次試験は正直相性があり、実力があっても中々合格できない試験だと思います。

そんな試験ですが、少しでも各事例で得点を積み上げて、2次試験合格を勝ち取っていただけたら幸いです。

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