こんにちは、サクです。
今回は、
スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本
(高津和彦 著 、発行 フォレスト出版)
を読んだ感想について述べていきます。
皆さんは口癖に悩んだことはありませんか?
プレゼンや会議の時に、自分が「えー」や「あー」や「まぁ」などをものすごく多発してしまっており、人前で話すことが苦手です(^^;)
また人が話している中で、このような口癖が連発されると、内容が頭に入ってこないことがありますよね。
結果的に、いくら話す内容が良かったとしても、「頼りない」「自信なさそう」などと評価が落ちてしまいます。
そんなムダな口癖が連発して、人前で話すことが苦手な方は、ぜひ読んでいただきたい本となります。
・プレゼン、セミナーが苦手な方
・面接などで、思うように話ができない方
・営業で中々結果が出ない方
なぜムダな口癖が出てしまうのか
ムダな口癖が出てしまうメカニズムとして、
- 心(感情・性格)
- 思考
- 声
が影響しています。この3つが安定していれば、口癖は出ませんが、このうち1つでも不具合が発生すれば、メカニズムに不均衡が生まれ、口癖を発生させてしまいます。
確かに友人など親しい人と話をしているときは、あまり出ませんよね。
口癖が出る典型的な状態は、
心(感情・性格):緊張している。自信がない。カッコつけようとしてしまう。
思考:話す内容が決まっていない。長い原稿を暗記している。
声:声が小さい。滑舌が悪い。1センテンスが長い。
確かに、この状態だとムダな口癖が出やすそうですよね。
ただし、この3つのうち、1つが不安定でも残り2つがそれを十分に補うことができれば、ムダな口癖を防ぐことが可能となります。
心(感情・性格)の問題
心(感情・性格)をの問題の一つに、自己を過少評価する人は口癖が出やすいようです。
「〇〇だ!」と断言したいときに、「いや、私ごときが」と思うと心が不安定になり、そこから口癖が入り込む余地が生まれてしまいます。
また物事を「○○だったり」「とか、」など断定しないで、曖昧化しようとするときも要注意です。
確かに「えー、絶対に、ですね」なんて言い方はしないですよね。
逆に言えば、「絶対に」という言葉を意思的に使うことで、ムダな口癖が入る余地をなくすことができるということになります。
しかし、心の問題は中々コントロールできませんよね。その時々でのプレッシャーが強くて、頭が真っ白になってしまう・・・・。
そこで「心(感情・性格)」を他の要素(思考・声)によって、補ったり、変えたりすることが必要となります。
思考を安定化させる
心(感情・性格)は、人の根っこの部分のものなので、一朝一夕で変えることは難しいです。しかし「思考」を安定させれば、「心(感情・性格)」の揺れをある程度コントロールすることが可能となります。
「思考」とは話す内容を決めたり、整理・コントロールする要素です。そしてそのコツとは、
1センテンスを短くする
ということです。
長くダラダラと「○○で~、」と< 、>(読点)で長いセンテンスとすると、口癖を連発させる余地が生まれてしまいます。そうではなく、
< 。>(句点)を使って『間』を作って、1センテンスを短くするのです。
句点を使うことで、語調が引き締まり、聞き手も話してに注目させることができます。
声を安定化させる
声を安定化させるためには、
声を大きく出す
ことが重要となります。声が大きいと自分に自信が出てきます。そうすることにより口癖が出にくくなります。
また、声が大きい人が多少口癖が出ても気になりません。
声と自信は切っても、切り離せない関係があります。声が出るようななってから自信がつくのか、自信がつくから声が出るようになるのかは、ニワトリが先か、たまごが先か、と同じで、はっきりとはしません。しかし声を出すことはコントロールできるので、声を出すことを優先するべきでしょう。
まとめ
この記事では、ざっくりとしたことしか記載できませんが、本書では実践トレーニング方法なども紹介されていますので、本気で治したい方は、ぜひ試してみてください。
1センテンスを短くすることを意識するだけでも、少しは改善していると感じています。
以上、サクでした。