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【ビジネス書 要約】シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント

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【ビジネス書 要約】シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント

こんにちは、サクです。

今回は、

シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント
(エリック・ジョーゲンソン 著、櫻井 祐子訳、発行 サンマーク出版) 

を読んだ感想について述べていきます。

本書はシリコンバレーで有名なエンジェル投資家であり、思想家であり、インフルエンサーであるナヴァル・ラヴィカントが、投稿した記事やツイート、対談をまとめ、構成されています。
※エンジェル投資家:創業間もない企業に投資する個人投資家

大きくは「富」と「幸福」の章に分けられており、自分の興味のあるところから読むことができます。

本書を読むことで、最高の人生に近づけるヒントを得るかもしれません。

・この世界で運に頼らず「リッチ」になるには

・この世界で最高の人生を歩むには

本記事では、「富」に関する一部を要約します。


著者紹介

そもそも、ナヴァル・ラヴィカントって誰、と思われる方が多いのではないでしょうか。

私も知りませんでした(^^;)

ナヴァル・ラヴィカント
1974年 インド デリーで生まれる。
1983年 9歳の時に、アメリカ ニューヨーク市へ移住
1995年 ダートマス大学卒業(コンピュータサイエンスと経済学を専攻)
1999年 25歳 エピニオンズを創業、CEOに就任
2001年 27歳 オーガスト・キャピタルのベンチャーパートナーに就任
2003年 29歳 求人広告取引所のヴァスト・ドットコムを創業
2007年 33歳 ベンチャーキャピタル・ファンド ヒット・ファージを創業
2010年 36歳 エンジェルリストを立ち上げる
    初期のウーバーやツイッターに投資を行う
2018年 44歳 年間最優秀エンジェル投資家に選出

若くして、会社を3社も起業して成功し、、投資家としても200社以上の企業に投資をしています。
初期のウーバーやツイッターの投資をしているなんて、凄いですね。

しかし、もともとはインドからアメリカから移民として渡っているので、かなりの貧乏だったようです。

そんな彼の成功が、ただ運が良かっただけではないと思われます。
彼が学んだことや、学んだ原則が本書に解説されています。

この世界で運に頼らず「リッチ」になるには

「努力量」は勝負を決めない

努力すれば、例えば頑張って資格を取ればお金持ちになれる、毎日一生懸命働けばリッチになれる、とか考えがちですよね。

しかし本書では、努力(量)と富とはほとんど関係ない、と主張しています。

リッチになるということは、「何をするか」「誰とするか」「いつするか」を理解するということ、
つまり理解することが重要で、努力は正しい方向に向けなくてはならない。

と。

では、どうすればよいか。

本書では、「(運に頼らず)リッチになる方法」という連投ツイートがまとめて掲載されていますので、ぜひ読んでいただきたいです。

ここでいう「リッチ」=「富」とは、寝ている間も稼いでくれる事業や資産
そうした富を得るためという方向性を向けた努力をしようということです。

では、そのような事業や資産とはどのようなものか。

それは、ブログ、YouTubeやポッドキャストのような、複製できるプロダクト(コードとメディア)です。

要はストック型のビジネスを行うという解釈をしました。

時間は24時間、その中で自分が働いている時間は8~10時間ぐらいですが、プロダクトは自分が寝ていても、再生されればキャッシュを生んでくれます。

自分をプロダクト化せよ

すべてにおいて「複利」で考える

本書では、なるほどと思わせる言葉が多いのですが、その中の一つに『すべてにおいて「複利」考える』という考え方は、特に腹落ちしました。

信頼されることは、これまで築いてきた人間関係や業績が複利化されている、ということ。

仕事は信頼できる人に頼みますからね。やはり信頼されることは重要です。誠実に任された仕事をしていくことによって、評判が高くなり、次の仕事を呼び込むことができます。

富であれ、人間関係であれ、知識であれ、人生の見返りはすべて複利で殖える。

事業を小さくでもいいから「所有」する

事業の一部を所有しない限り、経済的自由への道はない、と述べています。

それは、所有と賃金労働の違いにあります。

要は時間を切り売りしているようでは、たとえ弁護士や医者であっても、経済的自由が得られるほどには稼げないからです。

これは、フランスの経済学者ピケティが「21世紀の資本」で説いた
「r>g」 r=資本が生み出す年間の平均収益率、g=経済の年間成長率
と同じですね。

事業の所有権を持たないと、投入した時間や労力に比例した報酬しか得られないということになります。

時間を切り売りしていたは富は決してやってこない

「レバレッジ」を効かせてインパクトを最大化する

無限のレバレッジが手に入るこの時代に、純粋な知的好奇心がかつてないほどの莫大なリターンを生むようになっててきています。

では、レバレッジとは何か。次の3種類があります。

労働

カネ

限界費用ゼロで複製できるプロダクト

限界費用ゼロで複製できるプロダクトとは、追加の複製コストがゼロに近いプロダクトのことで、本、メディア、映画、プログラミングコードがこれにあたります。

プログラミングが分からない私などは、ブログ運営、YouTube、ポットキャスト、ツイートなどができるプロダクトかと思います。

これは一人でもやれますし、基本許可は不要です。

このようなプロダクトを作り、時間の切り売りを断ち切る必要があります。

そしてレバレッジによって、判断や能力のわずかな差が増幅されて、大きな違いを生み出していくのです。

「わずかな差」を増幅し、桁違いになる

まとめ

今回第1章の「富」の部分の一部を紹介しました。
しかしリッチになれたとしても、幸せにはなれないかもしれないと説かれています。

そこで第2章では「幸福」について述べられています。人生の三大目標は、富、健康、幸福だが、重要度はこの逆となると。

非常に気づきがある一冊ですので、ぜひ本書を手に取って読んでいただけたらと思います。

以上、サクでした。


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