こんにちは、サクです。
皆様の投資ポートフォリオはどのようになっていますでしょうか。
私の場合、最近は米国株と日本株の割合が半分半分というポートフォリオになっています。
日本株の決算情報は簡単に手に入りますが、米国株の決算情報は意外と手に入りづらく、どこをどう読めば良いか分かりづらいですよね。
そこで今回は英語版 Yahoo! Finance(ヤフーファイナンス) の見方を学んでいきましょう。
でもどう見れば良いの?
英語版 Yahoo! Financeの見方について
米国株をやっている方は、情報源としてどんなツールを活用していますか。
ツイッターや様々な掲示板などの情報を見ている方も多いと思います。
そこで盛り上がっている銘柄などを、ついポチッとしてしまうこともあるのではないでしょうか。
引用:【株の知識ゼロ】バカが考えた株の漫画より
ここは基本に戻り、企業情報をしっかり確認するためにも英語版Yahoo! Financeの見方を学んでいきましょう。
日本語版のYahoo!ファイナンスからでは米国株の情報が限られます。
英語版Yahoo!Financeを使い、投資判断に役立てていきましょう。
営業キャッシュフローの推移を確認する
今回はフロリダのじっちゃまこと、広瀬隆雄さんの
「Market Hack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法」
を参考にしております。
営業キャッシュフローの良い会社を買う
営業キャッシュフローは、企業が商品やサービスを売ることから得た売上高から、原材料費などに支出を引きことで得られる現金収支のことで、本業を行って手元のお金が増えたか減ったかが分かる項目です。
営業キャッシュフローがプラスであれば、本業が好調と判断できます。
そしてその企業の営業キャッシュフローが毎年着実に増えていることが投資をする判断として重要となります。
なぜ営業キャッシュフローに注目するかは、企業の会計基準の解釈に影響されづらく、誤魔化ししづらいからです。
営業キャッシュフローの推移を確認する
まずはYahoo!Financeのホームページに移動します。
ホーム画面の検索窓に会社名またはティッカー・シンボルを入力します。
ティッカー・シンボルは日本でいう銘柄コードです。
日本株の場合は数字ですが、米国株の場合はアルファベット記号です。
アップルなら「AAPL」、グーグルなら「GOOG」です。
グーグルのサマリーページに遷移します。
そこから「Financials」をクリックします。
ここで財務関係のデータを確認することができます。
- Income Statement(損益計算書)
- Balance Sheet(貸借対照表)
- Cash Flow(キャッシュフロー)
そこから「Cash Flow」をクリック、遷移します。
まずAnnual(年間)のデータでキャッシュフローの推移を確認します。
Operating Cash Flowが営業キャッシュフローとなります。
画面の左に行くほど最近の年度になりますので、右から左に行くほど数字が大きくなっていることが重要となります。
営業キャッシュフローは毎年増えていること
※TTMはTrailing 12 monthsの略で、直近12ヶ月の意味(会計区切りではない)です。
そしてIncome Statement(損益計算書)の中のNet Income(当期純利益)と比較して、営業キャッシュフローの方が数字が大きくなっていることが必要となります。
営業キャッシュフローが増えている
ことが重要なんだね。
Operating Cash Flow > Net Income
仮にNet Incomeの方が大きくなってしまっている会社は、無理やり利益を計上しているリスクがあるので、投資は絶対に避ける会社となります。
営業キャッシュフロー・マージンを確認する
次に営業キャッシュフローと売上高の比較を行います。
Income Statement(損益計算書)の中のTotal Revenue(売上高)を確認し、営業キャッシュフロー・マージンを計算します。
営業キャッシュフロー・マージンとは、企業の売上高に対して、どのくらいの現金を得られたかを表す指標です。
営業キャッシュフロー・マージン = 営業キャッシュフロー ÷ 売上高
そして営業キャッシュフロー・マージンが15~35%の会社が望ましいと考えられています。
営業キャッシュフロー・マージンが15~35%の会社を狙え
ただし業種業界によっても差異がありますので、同業他社との比較も併せて行うと良いでしょう。
まとめ
まずは以下3点は確認していきましょう。
- 営業キャッシュフローが毎年増えている
- 営業キャッシュフローが純利益よりも大きい
- 営業キャッシュフロー・マージンが15~35%か
投資する会社の本業がちゃんと儲かっていることが重要です。
投資は失敗がつきものですが、できるだけ失敗する確率を減らして資産を増やしていきたいものです。