こんにちは、サクです。
今日は、1次試験の中小企業経営・中小企業政策の勉強法について考えてみたいと思います。
初年度
正直、中小企業経営・中小企業政策は、他の科目に忙しくてついつい後回しになってしまいますよね。初年度では勉強する時間がほとんどなく、何もできぬまま敗退してしまいました。
しかし2年目は捲土重来を期してなんとか挽回できました。
そこで勉強方法を振り返ってみます。
1次試験概要
科目設置目的は以下となります。
中小企業診断士は、中小企業に対するコンサルタントとしての役割を期待されおり、中小企業経営の特徴を踏まえて、経営分析や経営戦略の策定等の診断・助言を行う必要がある。そこで、企業経営の実態や各種統計等により、経済・産業における中小企業の役割や位置づけを理解するとともに、中小企業の経営特質や経営における大企業との相違を把握する必要がある。また、創業や中小企業経営の診断・助言を行う際には、国や地方自治体等が講じている各種の施策を、成長ステージや経営課題に合わせて適切に活用することが有効である。このため、中小企業の経営や中小企業政策全般について、知識を判定する。
これを受けて、中小企業経営・中小企業政策の出題範囲は大きくは2つとなります。
中小企業経営
中小企業白書からの出題が7~8割となります。
頻出論点は以下となります。
- 業種別事業所数の推移
- 中小企業と大企業の比較(労働生産性、売上高、経常利益等の推移)
- 企業規模別の従業員数推移
- IT導入状況
- 小規模企業の企業数、従業員数推移
中小企業政策
中小企業政策は、中小企業基本法や中小企業等経営強化法など、頻出論点がはっきりしています。
頻出論点は以下となります。
- 中小企業基本法(基本理念・基本方針)
- 中小企業、小規模企業の定義
- 経営革新計画等(各種支援施策と支援機関)
- 有限責任事業組合
- 小規模企業施策
課題
中小企業経営は、統計数値が多く、覚えるのが大変。
中小企業政策は、似たような施策が多く、覚えるのが大変。
とにかく暗記量が多くて大変なイメージです・・・。
対策
まずは以下の2点の視点で勉強を行いました。
1.中小企業経営は、
ざっくりと増加/減少、上昇/下降などの大まかな傾向をつかむ。
2.中小企業政策は、
①法律はどのようなスキームなのか。
②制度は、誰が、誰に、何を、どのように、何の目的で、作られているかを把握。
最初から細かいところに目を向けず、俯瞰して全体像をつかんでいくと、少しづづ理解が深まると思います。
特に中小企業政策は、頻出論点がはっきりしているので、問題集を繰り返し行うことで、理解が更に深まっていくと思います。
とっつきにくい科目ですが、上手くやれば一定程度の得点は確保できると思います。
中小企業白書は読む必要があるか
最後に中小企業白書を読むことを進めている意見もあるようですが、個人的には中小企業白書を読む時間があったら、問題集・過去問を何度も回した方が良いと思います。
時間余裕があればチャレンジしても良いかもですね。
https://sakutetsu.com/primary-test/