こんにちは、サクです。
今日は、1次試験の経営情報システムの勉強法についてお伝えしたいと思います。
私はIT関連がそもそも苦手で聞きなれない用語も多いため、苦手意識がありました。結局敗退、2回目で合格することができました。。実際実務で情報システムを担当されたり、PCに強い方でないと苦手意識を持たれている方は多いのではないでしょうか。しかもコア科目ではないので後回しにしたくなりますよね。
しかし経営情報システムははっきりいって暗記科目、ぎりぎりになってから始めると記憶が定着していきません。ある程度早めに手をつけておいた方が良いです。
1次試験概要
経営情報システムの科目設置目的は以下となります。
情報通信技術の発展、普及により、経営のあらゆる場面において情報システムの活用が重要となっており、情報通信技術に関する知識を身につける必要がある。また、情報システムを経営戦略・企業革新と結びつけ、経営資源として効果的に活用できるよう適切な助言を行うとともに、必要に応じて、情報システムに関する専門的に橋渡しを行うことが想定される。このため、経営情報システム全般について基礎的な知識を判定する。
経営情報システムの出題範囲
・情報通信技術に関する基礎知識
・経営情報管理
の2つが大きな出題範囲となります。
情報通信技術に関する基礎知識
情報通信技術に関する基礎知識の分野は
・情報処理の基礎技術(ハードウェア、ソフトウェア等)
・情報処理の形態と関連技術(情報処理形態、クライアントサーバーシステム他)
・データベースとファイル
(データベースの構造・種類、管理システム、ファイルの概念、編成)
・通信ネットワーク(ネットワーク関連の基礎知識)
・システム性能(システムの性能評価、システムの信頼性・経済性)
抑えておくべき頻出論点は
- ハードウェア・ソフトウェアの基礎知識
- データベース(SQL、正規化、バックアップ等)
- システム構成技術
経営情報管理
経営情報管理の分野は
・経営戦略と情報システム(経営戦略と情報化、情報システムの種類と内容)
・情報システムの開発
(システム化の計画とプロセス、全般システム分析・設計、システムテスト・導入支援)
・情報システムの運用管理(システム運用、セキュリティとリスク管理)
・情報システムの評価(品質評価、価値評価)
・外部情報システム資源の活用(アウト/インソーシング)
・情報システムと意思決定(問題分析・意思決定技法、計量分析技法)
抑えておくべき頻出論点は
- インターネット関連知識全般
- セキュリティ対策(暗号化、認証、アクセルコントロール等)
- システム開発手法(開発方法論)
- クラウドサービスの活用
- 各種ガイドライン
課題
情報技術は常に進化しています。新しい情報技術に関する用語が誕生していて、それをキャッチアップし続けることは、情報システムを専門にしていない限り難しいですし、きりがありません。
出題される領域の中でも基礎的な領域があり、その部分をしっかりと押さえておけば合格ラインには届きます。頻出論点の用語を確実に覚えていきましょう。
勉強方法
使用したテキスト
・スピードテキスト
・スピード問題集
・第1次試験過去問題集
・要点整理ポケットブック
すべてTAC販売
具体的な勉強法
全ての科目にあてはまるのですが、まずはテキストをざっと読みます。出題範囲のイメージを俯瞰的につかめたら、あとは問題集を繰り返し解いていきます。1周目は問題を解こうとせずに、問題を見たら解答をすぐ読んで内容を理解するなどしていきます。あとは問題集は何周も回していき、基礎知識を定着化させていきます。
また経営情報システムは覚える用語が多いので、私の場合は電車での通勤中に要点整理ポケットブックを何回も見直し、用語の暗記につとめました。
そして知識が定着化したら、過去問題集を回していきます。過去問題を何回も解いていくことで、未知の問題がでてきたときも、選択肢を絞り込むことができてきます。
特に経営情報システムは実務担当者でないとわからないような問題も出題されるので、選択肢を絞り込めるだけでも正答率をあげることができます。
まとめ
たまたま実務で基幹システムに関するプロジェクトに参加することになったのですが、経営情報システムで学んだおかげで会話にもついていけたりします。ER図とか開発モデル、テスト方法など、診断士の勉強していなかったら知ることもなかったです。意外と実務で役立つことが多いです。
今後診断士として、専門家との橋渡しをする場面が出てくることもありかもしれません。実務補修で診断企業様にお伺いしますが、やはり中小企業ではまだIT化は進んでいないのが現状です。単に暗記科目としてではなく、今後の仕事のイメージをすることでモチベーションも保っていただけたらと思います。
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