こんにちは、サクです。
今回は、
どこでも誰とでも働けるー12の会社で会社で学んだ”これから”の仕事と転職のルール
(ダイヤモンド社 尾原 和啓 著)
についてご紹介します。
皆さんは今の働き方に満足されてますか。
私みたいなおじさん世代は、社会人になった時は一つの会社を勤めあげるという考えが主流でした。
しかしデジタル技術の発達やインターネットの普及、また終身雇用の崩壊などにより、働き方の価値観が大きく変化してきています。
あのトヨタでさえ終身雇用を守るのは難しいという認識をされています。
会社が社員の将来を保証することは、これから更に難しくなってくると想定されます。
さらに、国が副業を勧めるようになりましたからね。
その一方でその価値観の変化に気づかない、または目をそらしている人が多いのも事実です。
このような時代になったからには一度現状把握をして、これからの個人の働き方について考えてみるのも良い機会ではないでしょうか。
本書はそのような働き方を考えるうえで、ヒントになることが満載です。
この記事はこんな方向けに書いています。
・全てのビジネスマン、特に若い方は必読
・今の働き方に満足している方
・これからの人生、一つ会社に縛られない生き方を目指している方
この本はKindle Unlimitedで0円で読めますので、そちらがおすすめです。
本を読むきっかけ
ツイッターでフォローしている”ととのえ”さんのブログを拝見している中で、「仕事ができる人になるための必読書」として紹介されていました。
ととのえさんも副業やパラレルキャリアなど、キャリア戦略等を発信されていますのでフォローされてみてはいかがでしょうか。
本の概要
「AI以後」「人生100年時代」の働き方を先駆けて実践するITのエヴァンジェリストが圧倒的な経験をベースに記す新・仕事論。
仕事の価値観が変化してきている新時代に、あらゆるチーム・どんな職場でも使える、自由に生きるための超実践的な仕事術が語られています。
著者紹介
1970年生まれ。
京都大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーでキャリアをスタート。その後NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援、リクルート、Google、楽天等の事業企画、投資、新規事業などの要職を歴任。現在シンガポールにある投資顧問会社で13職目となる。
またボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーデションなどにも参画されています。
キャリアを見ただけで華々しく、意識高い系の人にしかささらない内容と思われるかもしれませんが、私たちのような一般の会社員でも参考になる内容が多いです。
グッときたところ
本書を読んで、グッときたところ、参考となるところを一部ですが紹介します。
本書のタイトルの「どこでも誰とでも働ける」には2つの意味があるそうです。
①どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人材になる。
②世界中のどこでも、好きな場所にいながら、気の合う人と巡り会って働ける。
①の周囲から評価される人材になるには、何かしらの尖りを磨いていくことで、声をかけてもらいやすくなります。プロフェショナルな人材を目指しましょうということですね。
②に関しては、職場の悩みは人間関係が4割ほどを占めるようです。一緒に仕事をするなら、気の合う人とやっていきたいですよね。
プロフェショナルになれば、「どんな職場でも求められる」人材なれる。そうなれば「働く場所も仲間も、取引先も自分で選べる」ようになれるというわけですね。
自分からギブをする
他の人から必要な情報をシェアしてもらうには、まず自分からシェアする姿勢が重要。
さらにいえば「ギブ&テイク」ではなく、「ギブギブギブギブ&ギブ」ぐらいの姿勢が丁度良いを思われます。
なぜなら見返りを求めることなく、自分のもっているスキルを惜しげもなく提供することで、新しい経験を仕入れることができるからです。
スキルが向上し、経験値も高まれば個人の価値が上がりますし、評判も良くなります。
たしかに情報を欲しがるだけのテイカーには、誰もシェアしたくなくなりますからね。
ひたすら相手のためになることをギブし続けよう。
これからの仕事の原則は失敗を前提とした「DCPA」
PLAN(計画)、DO(実行)、CHECK(検証)、ACTION(改善)の「PDCAサイクル」は皆さんもよく聞くと思います。
実際の業務でPDCAサイクルをきっちり回せていることは少ないのではないでしょうか。
本書では、まずは行動したほうがたいていは勝つことが多いと述べられています。
ネット時代にふさわしいのは、とにかくどんどん実行してみて、あとから軌道修正をはかる「DCPAサイクル」です。DC→DC→DC・・・のDOとCHECKを短期間で何度も繰り返して、とにかく答えを見つけること。求められているのは、できる限り早く結果を出す必要があるからです。
確かにこのネットの普及した時代は、スピードが命。計画を立てているうちに陳腐化することもありますからね。
ネットでのABテストなどはすぐにできますし、3Dプリンターでプロトタイプもすぐに作成できます。
日本は製品・サービスをリリースするまでにかなり時間を要しているようですが、海外のようにまずはリリースしてそれから修正していく。このようなスピード感がこれからの時代は必要になってくるということでしょう。
失敗しても学びがあれば成長につながります。
これからはDCPAサイクル
相手の期待値をコントロールする
日常でもよくありますが、相手先が「このくらいの仕事はできるだろう」を期待していたことができないと不満がでてきて、その相手先をこの先仕事をする気が起きなくなりますよね。
「○○○ができます」「△△△が得意です」と自分からアピールするよりも、いったん相手に値踏みさせて、それをいい意味で裏切ること。そうすれば満足度が上がり、その後の仕事がしやすくなってきます。
ポイントは相手の期待値を必要以上に上げすぎない。時には、あえて期待値を下げることが必要になります。
ハードルを自分から下げて、仕事をしやすくするテクニックですね。
相手の期待値をコントロールする。
まとめ
今回紹介した部分の他にも働き方の価値感や仕事術など多くのヒントが満載です。
全てのビジネスマン、特に若い方には読んでいただきたい一冊です。
この本はKindle Unlimitedで0円で読めますので、手に取りやすいと思います。