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【ビジネス書 感想】世界一楽しい決算書の読み方

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【ビジネス書 感想】世界一楽しい決算書の読み方

こんにちは、サクです。

今回は、

世界一楽しい決算書の読み方
(大手町のランダムウォーカー著 、発行 株式会社KADOKAWA) 

を読んだ感想について述べていきます。

この本は決算書の読み方をこれから学ぼうと思っている方には、ぜひ読んでいただきた一冊です。

通常の本は小難しく損益計算書とは、貸借対照表とは、と小難しく始まって初学者の心を挫きますよね(笑)。

本書は実際の企業の決算書をベースに、会計クイズ形式で分かりやすく解説しています。

この本を読むことで決算書の基本的な読み方から、企業のビジネスモデルを読み解く力を養うことができます。


kindle Unlimited でも読むことができますが、非常に読みづらい(^^;)

書籍を購入することをおすすめします。

著者紹介

大手町のランダムウォーカー(@OTE_WALK)さん
ツイッターフォロワー数約10万人超
「日本人全員が財務諸表を読める世界を創る」を合言葉に、Fundaというアプリやツイッターでの「#会計クイズ」を始め、インスタグラムやVoicyなど様々なメディアで活躍されています。

決算書が読める状態とは

著者は「日本人全員が決算書を読める世界を創る」をコンセプトに、会計クイズ形式で決算書の読み方を分かりやすくSNSやアプリで配信されています。

そして決算書が読める状態とはどんな状態かいうと、

決算書が読めるとは、決算書を見てメッセージが作れる状態

と定義されています。

そしてメッセージが作れる状態とは、

  • 就職先として適正か?
  • 投資対象となりえるか?
  • 取引先として適切か?

就活生、投資家、営業その他もろもろの利害関係者の「問い」に対して、「答える」ことができるか

そのための判断材料を得ることができることこそ決算書が読める状態といえるといことなんですね。

単に自己資本比率がどのくらい、流動比率はどうとかだけではダメということなんです。
(自分もまさにこの状態、(^^;))

要は、

決算書を読むことは目的でなく手段

ということになります。

感想

本書はビジネス情報と決算数値の情報をリンクさせる思考を構築するためのトレーニングに最適です。

クイズ形式なので、気楽に始めることができます。

例えば、コーヒーショップの銀座ルノアールとコメダ珈琲店とドトールコーヒー。
コーヒーの原価をそんなに大差ないように思われますが、コーヒー一杯の金額は結構違いますよね。
この差はどこから生じるか分かりますか?

普通に生活していると見落としがちなことも気づきがでてきます。

中小企業診断士で財務会計の勉強はしていますが、ビジネスモデルにまで落とし込む勉強はできていなかったので、目からウロコでした。

財務会計の知識と合わせて、マーケティング戦略を読み解くと更に企業分析に深味が出てきますね

ツイッターで#会計クイズで調べてもらって挑戦してみて、面白かったら本を購入して勉強するのもありだと思います。

そして、最近実践編も発売されていますのでそちらも読んでみてください。

以上、サクでした。

気楽に読めますよ


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